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​2010・13・17 ネパールスタディーツアー

大阪府立東住吉高校

     自分たちが支援しているネパールの子どもたちに実際に会って、どのような環境で勉強しているのか見てみたい

2010 「ネパールへのスタディーツアー 」

大きな夢がありました。それは、生徒たちをネパールに連れて行き、支援している子どもたちと実際に交流させたいという夢です。協力を頂いているNGOの方々から、何度も生徒を連れてネパールに行きませんかとのお誘いを受けていたのですが、なかなか実施することができませんでした。

 その夢が、2010夏に叶いました。昨年8月に生徒10人(男子2名・女子8名)を連れて、ネパールにスタディーツアーとして行くことができました。

高校生がスタディーツアーでネパールに行った学校などほとんどありませんでした。学校側からは、アジア最貧国と言われているネパールでは、治安は大丈夫なのか危険ではないのか?食べ物水は大丈夫か?など、色々と心配されました。実施する前に、NGOの紹介で現地在住の日本人の方に、現在の治安状況などを尋ね、参加する保護者や管理職に説明しました。実際、現地に行ってみるとそんな心配は全くなく、安全に旅することができました。

ラルパテセンターという、障害も持った子どもたちのリハビリセンターと東住吉高校が奨学金を贈っている生徒が在学している小学校を3校訪問しました。

現地の子どもたちの歓迎ぶりも、最高でした。生徒たちは子どもたち同士で、すぐにうちとけ、片言の英語で話したり、遊んだり(折り紙やシャボン玉・けん玉・紙風船などの日本の遊びを披露)していました。どの場所でも帰る時間が来ても、生徒たちはなかなか帰ろうとはしませんでした。

参加した生徒全員が、「人生観が変わった」と話しています。なかには、ネパールに行ったことにより、国境無き医師団の看護士になりたいと考え、見事に看護大学に合格した3年生もいました。また、1年生の男子っ生徒は、将来ネパールの子どもたちを助けるため、自分でネパールに戻ってきたいと話す生徒もいます。

生徒たちは、貧しいながらも懸命に勉強している姿から、多くの事を感じ取ったようで、特に子どもたちの笑顔が印象に残ったようです。全員、是非とももう一度ネパールに来たいという感想を持ったみたいです。

☆「ネパール・スタディーツアー」に参加した生徒の感想

2010年8月 2年 Kさん

ネパール・スタディーツアーの8月6日から12日、その1週間は凄まじい1週間でした。とにかくめまぐるしくて疲れている暇が無いくらい楽しいものでした。

 “チャリティーマラソンで支援している子はどんな子だろう?”そんな思いを持って学校を訪ねた時、ネパールの子どもたちは多くの子が笑顔で迎えてくれたので、ネパールに着いて緊張していた体の力がすっと抜けました。歓迎会もみんな綺麗だったのでとても感動したのですが、歓迎より交流している方がやっぱり楽しかったです。でも交流は英語でしなければならなかったので、英語の出来ない私はずっとあたふたしっぱなしでした。ネパールの子どもたちの英語力に、とても驚きました。

また、子どもたちを見ていて、服の汚れ、弟(まだ赤ん坊)を連れてきている子、裸足の子、ベルトをしている子、小さなところにも子どもたちの中にある、貧富の差を見ました。

まだ小さい学年には男女の比率はどちらかいうと女の子の方が多いぐらいだったのに、大きい私たちと同年代ぐらい(ネパールの小学校は、1年生から10年生まで。)の子どもたちを見てみると、圧倒的に男の子の方が多くて、ネパールに根強く残っている“女は勉強なんてしなくてよい”という言葉を思い出しました。

学校だけでなく観光にも行きました。お寺に行った時、たぶん小学校低学年くらいだろう男女の子が手に器を持って“Money please”と言ってきて、その行為を催促する子どもの親もいて厳しい現実を見ました。

今回楽しいことも悲しいことも沢山ありましたが、確実に良い経験をさせていただいたので、とても光栄です。そして、この経験を通して近いところではチャリティーマラソン、また自分の将来など役立つこと、力の源になることを学べました

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2013スタディーツアー

​2013ネパールスタディーツアー動画

​2017ネパールスタディーツアー動画

参加した生徒たちの感想を文化祭で発表

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